皆さん、こんにちは。清水です。
前回は京都の片隅でクチャラーたちとの遭遇戦の様子をお伝えしましたが。
今回はその後編となります。前回の最後で、左右の席に陣取ったクチャラー2部隊からの挟撃陣に曝されている私の行く末をお楽しみ下さい。
クチャラー陣前進突破
左手から攻撃を仕掛けてくる元気もんクチャラーの攻撃は、ますます勢いを増すばかり。
その余りに間断なきチャグチャグ音によって私の頭の中はもう、左の彼の口の中の様子を想像するまでになっていた。
噛み砕き、左右に転がし、舌でねぶって口中を最大限に使い食い物を弄ぶ。もはや私自身が彼の口の中でクッチャくっちゃとクチャ咀嚼されているみたいな気分になっていた。あー、なんかヤダ(;´Д`)
クチャラーたちのその快楽行為には、それを楽しみと感じない非クチャラーの食事タイムを完全に蹂躙して振り返らない孤独の極みが見て取れるのだ。
と、こんな風にクチャラー勢力の術中に嵌り続けてはいけない。気を確かに持って、今はこの場を逃げ切るのだ。
そう気を取り直して、自分が持てる限界に迫った早食いモードを発動して、何とかその危険領域から逃れることに成功したのだ。
慌てているからといって、この時に私までクチャ咀嚼音を出してしまうことは決して無かった事を、ここに明記しておこう!
久しぶりにモロ昼時に外食して、大勢のクチャラーに囲まれて動揺してしまったのだ。
店を出てフラフラと歩いている時に、こんな考えが頭をよぎった。
今回は彼らクチャラー勢の術中にまんまと嵌ってしまった。だが、これではいかん。このメンタルだと私はこの先一生、彼らの攻撃のなすがままだ。
そうではなく、今後は冷静を保ってそのクチャ咀嚼音波攻撃と口半開きゆるゆるだらしない咀嚼ヴィジュアルの複合攻撃を受け流せるようにならねば。
ウム。次からはむしろ敢えてクチャラー多発時間の飲食店に突入し、観察対象として捉えていこう。
なぜ、人はクチャラーになるのか。なぜクチャ咀嚼をするのか。
なぜ、クチャラーでない人が生まれるのか。
よくよく考えると不思議で興味深いこのテーマを、この先色々な角度で追跡、考察していきたいと思う。